’Nuff Said
1971
Album概要
『Nuff Said』は、アイク&ティナ・ターナーのスタジオ・アルバムで、1971年11月にユナイテッド・アーティスツ・レコードからリリースされました。このアルバムは、デュオにとって商業的に成功した年となった1971年にリリースされた3枚目のアルバムです。アルバムは、カリフォルニア州イングルウッドにある彼ら自身のスタジオ、ボリック・サウンドで録音されました。過去の作品とは異なり、アルバムジャケットには彼らの姓は記載されていません。アルバムにはオリジナル曲と、2部構成のインストゥルメンタル・タイトル曲が収録されています。ボブ・グルーエンが撮影したジャケット写真は、スーパーマーケットでパンを買うティナの姿を捉えています。
アルバムは、ソウル、ファンク、ロックの影響を融合させた11曲で構成されています。アイク・ターナーはプロデュースとアレンジを担当し、オルガンとギターも演奏しています。ティナ・ターナーはリード・ボーカルを務めています。このアルバムは、ビルボード・トップLPチャートで108位、ソウルLPチャートで21位を記録しました。このアルバムからはアメリカではシングルはリリースされなかったが、「What You Don't See (Is Better Yet)」は1972年にブラジルでシングルとしてリリースされた。「Nuff Said」は2010年に「Come Together」とのコンピレーションCDとして再発売され、2018年にはユニバーサルミュージックから再び発売された。
レコーディング情報
1971年、カリフォルニア州イングルウッドのボリック・サウンド・スタジオにて録音。プロデュースおよびアレンジはアイク・ターナー。エンジニアはアイク・ターナー、ジム・サンダース、スティーブ・ウォルドマン。
トラックハイライト
参加ミュージシャン
- Ike Turner (プロデューサー、編曲家、エンジニア、オルガン奏者、ギタリスト)
- Tina Turner (リードボーカル)
- Jackie Clark (ギター)
- Warren Dawson (ベース)
- Soko Richardson (ドラム)
- McKinley Johnson (トランペット)
- Edward Burks (トロンボーン)
- Mary Reed (テナーサックス)
- J.D. Reed (バリトンサックス)
- Jim Saunders (エンジニア)
- Steve Waldman (エンジニア)
音楽的意義
リリース直後、『Nuff Said』は好評を博し、彼らの最高傑作と評する声もあった。レコード・ワールド誌は本作を「今週のおすすめ」の一つに選出した。あるレビューでは、このアルバムは真のヒット作になる可能性を秘めていると指摘し、「I Love What You Do To Me」は「Proud Mary」を彷彿とさせると評した。しかし、後にロバート・クリストガウが行ったレビューでは、ティナ・ターナーのボーカルとアイクのソングライティングを批判し、アルバムにC+の評価を与えた。大ヒット曲こそなかったものの、本作は生々しくソウルフルなファンク・ロックとして高く評価されている。 このアルバムは、アイク&ティナ・ターナーの人気が著しく高まった時期にリリースされた。ジャケットから「ターナー」が削除されたことからも、その人気の高さがうかがえる。ローリング・ストーンズとのツアーや映画『ソウル・トゥ・ソウル』への出演を経て、人気が急上昇した時期だった。前作『Workin' Together』とは異なり、本作は人気曲のカバーではなく、グルーヴ感を重視した楽曲で構成されている。
表紙の写真は、ボブ・グルーエンがスーパーマーケットでティナがパンを買っているところを撮影したもので、彼女がかつらを着用していない数少ない写真の一つである。
トラックリスト
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