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アルバムを、味わう時間。— 新機能「Drift」で始めるジャケット体験
機能を用意した想い

アルバムを、味わう時間。— 新機能「Drift」で始めるジャケット体験

目次
  1. はじめに — サブスク時代に失われたもの
  2. Album Sweet が目指すこと
  3. 新機能「Drift」— ジャケットが漂うスクリーンセイバー
  4. Drift の使い方
  5. Drift の楽しみ方
  6. スマートフォンでも
  7. アルバム探しは、仲間探しの旅でもある
  8. おわりに

はじめに — サブスク時代に失われたもの

サブスクリプションで音楽を聴くのが当たり前になった。スマートフォンひとつで何千万曲にもアクセスできる。便利だ。本当に便利だ。でも、ふと思うことがある。

何か、足りない。

私は20代の頃、中古レコード屋に入り浸っていた。棚から LP を引き抜いて、まずジャケットを眺める。裏返して、クレジットを読む。「このギタリスト、あのアルバムにも参加してたのか」。そこから別のアルバムを探しに行く。気がつけば何時間も経っていた。あの時間は、音楽を「聴く」前にすでに始まっていた。

アルバムには「流れ」がある。1曲目のイントロが鳴った瞬間から、最後の音が消えるまで。アーティストが意図した順番で、通して聴いて初めて見える景色がある。A面からB面にレコードをひっくり返す、あの間(ま)さえも、体験の一部だった。

サブスク時代、私たちは曲単位で音楽を消費するようになった。プレイリストは便利だけれど、アルバムという「作品」を丸ごと味わう時間は、いつの間にか生活から消えてしまった。

あの頃の体験を、デジタルでもう一度味わえないだろうか。レコード屋で LP を手に取ったときの、あのわくわくする感覚を。そんな想いから、このサービスは生まれた。

Album Sweet が目指すこと

「アルバムを、味わう。」

これが Album Sweet のキャッチコピーであり、そのまま、このサービスの存在理由だ。

Album Sweet は、アルバム1枚をじっくり味わうための空間。アーティストの情報を眺めて、音楽を聴いて、ジャケットアートを愛でる。曲単位の消費ではなく、アルバムという「作品」に向き合う時間を取り戻すために作った。

MusicBrainz、Spotify、YouTube といった膨大な情報源から集めた確かなデータを一箇所にまとめ、アルバムの全体像を見渡せるようにした。参加ミュージシャンのクレジット、関連アルバム、外部サービスへのリンク。かつてレコードの裏面クレジットから辿っていた発見の旅を、ここで再び始められる。

既存の音楽サービスにはない、「探求心をくすぐる」体験を届けたい。それが Album Sweet の目指すところだ。

新機能「Drift」— ジャケットが漂うスクリーンセイバー

今回紹介するのは「Drift」。アルバムのジャケットアートが、静かに漂うスクリーンセイバー機能だ。

Drift を起動すると、画面が暗く温かな空間に変わる。さまざまなアルバムのジャケットたちが、その空間をゆっくりと漂い始める。

Drift スクリーンセイバーの全体画面。暗い背景にアルバムジャケットが浮かんでいる
アルバムのジャケットたちが暗い空間を漂う

時折、一枚のジャケットが静かにフォーカスされ、画面の中央に大きく映し出される。アルバム名とアーティスト名がそっと添えられる。そしてそのアルバムの音楽が、YouTube 経由で流れ始める。

Drift のフォーカス表示。Muddy Waters の Hollywood Blues Summit 1971 が大きく映し出されている
一枚のジャケットが静かにフォーカスされる — Muddy Waters「Hollywood Blues Summit 1971」

漂うジャケットを眺めているだけで、音楽の海を旅しているような気持ちになる。知っているアルバムに再会する喜び。そして、まだ知らないアルバムにジャケットで出会う楽しみ。静かで、深くて、味わい深い。そんな時間が、ここにある。

Drift の使い方

起動はとても簡単だ。Album Sweet のどのページでも、ヘッダー左上にある LP アイコンをクリックするだけ。

Album Sweet ヘッダー左上の LP アイコン
ヘッダー左上の LP アイコン。ここをクリックで Drift が始まる

終了したいときは、Esc キーを押すか、画面上部に表示される「終了」ボタンをクリックすればいい。

音楽の再生は、右下のトグルスイッチで ON/OFF を切り替えられる。仕事中など音を出せない場面では、サイレントモードでジャケットの漂いだけを楽しむこともできる。

Drift サウンドトグル ON 状態 Drift サウンドトグル OFF(サイレント)状態
左: 音あり / 右: サイレント

フォーカス表示中に「もっとこのアルバムを知りたい」と思ったら、ジャケットの横に現れる LP アイコンをクリックしてみてほしい。そのアルバムの詳細ページに飛べる。参加ミュージシャン、トラックリスト、関連アルバム。レコード屋で裏面クレジットを辿ったあの体験が、そこで待っている。

Drift フォーカス中の LP アイコン。クリックでアルバム詳細ページへ遷移する
フォーカス中の LP アイコン。クリックでアルバム詳細へ

Drift の楽しみ方

仕事の合間に、コーヒーを片手に Drift を眺める。BGM として流しておくだけでもいい。画面の中をゆっくり漂うジャケットたちを、ぼんやり眺めている時間が心地いい。

ふと、知らなかったアルバムがフォーカスされる。美しいジャケット。聴いたことのないアーティスト名。音楽が流れ出す。「こんなアルバムがあったのか」。Drift には、新たなアルバムにジャケットで出会うという楽しみがある。

気になったアルバムがあったら、LP アイコンで詳細ページへ。そこでクレジットを眺めて、知らなかったミュージシャンの名前を見つけて、その人の別のアルバムを探しに行く。そこからまた新しい発見が始まる。

アルバムを味わう時間。Drift は、そのための入り口だ。

スマートフォンでも

Drift はスマートフォンでも動作する。小さな画面の中を漂うジャケットたちも、また違った趣がある。

スマートフォンでの Drift 表示。Beatles '65 がフォーカスされている
スマートフォンでも Drift を楽しめる — The Beatles「Beatles '65」

通勤中の電車の中で。寝る前のベッドの中で。ちょっとした隙間時間に、ジャケットたちを漂わせてみてほしい。アルバムジャケットを眺めるだけで、音楽鑑賞の時間はもう始まっている。

アルバム探しは、仲間探しの旅でもある

一つのアルバムについて語り合える人がいる。それは、とても幸せなことだ。

「あのアルバムの3曲目、あのギターソロがたまらないんだ」。そんな話ができる相手が見つかったら、音楽の楽しみは何倍にも広がる。アルバムに色々な知見を持つ人の声に耳を傾け、自分の知識や楽しみを拡げていく。その過程で、友達が増えてゆく。

Album Sweet のアルバム詳細ページには、コメントを付けられる機能も設けてある。自分が感じたことを書き残したり、他のユーザーの感想を読んだり。いずれこのブログでも、その機能を詳しく紹介する予定だ。

アルバム探しは、仲間探しの旅でもある。

おわりに

アルバムは美しい。楽しい。奥深い。

Album Sweet はまだ始まったばかりのサービスだ。「アルバムを味わう」ための機能を、これからもひとつずつ追加していく。

このブログでは、新しい機能や音楽にまつわる話を紹介していく予定だ。よければ、たまに覗きに来てほしい。

一緒にアルバムを味わいましょう。

この記事を書いた人

やっぱり好きなのはアルバム親父

Webアドバイジング・クリエイター

池田南美夫

20代で中古レコード屋に入り浸り、LPの裏面クレジットからミュージシャンのルーツを辿る日々。 バンド活動も続けながら、音楽とWebの世界を行き来してきた。 Album Sweet は「アルバムを丸ごと味わう」体験を、もう一度デジタルで実現するために生まれたサービス。 姉妹サービス membo.info では「諦めの悪いバンド親父」として、バンドメンバー募集の話を書いている。